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淋病の原因となる細菌と感染経路・予防に関する注意点

淋病の原因は“湿った環境を好む”細菌

淋病の病原菌である淋菌(ナイセリア・ガーナリーア)は、ヒトの粘膜から離れてしまうと数時間で生命力を失ってしまうほどの弱い細菌で、日光、乾燥、温度の変化、消毒剤の使用などで死滅します。空気感染や飛沫感染する心配はありません。

しかし、淋菌は暖かく湿った環境では発育しやすい特徴があり、尿道や子宮頸管のような場所に好んで生息します。そのような環境下では、感染力・生命力は高く、平成28年度の報告されている感染者数は8300人で、細菌性の性感染症では2番目の多さとなっています。

淋病が発症するまでの潜伏期間には個人差があります。短い場合だと2~10日、長い場合だと1ヶ月以上経過してから症状があらわれるケースもあるのです。

また、淋病は明確な自覚症状がないまま長期感染することもあり、感染原因の特定を難しくさせています。しっかりと原因菌の特徴や感染経路を把握しておくは大切です。

淋病が感染する箇所と原因になる行為

淋菌が感染する箇所は粘液で常に潤っている“粘膜”に感染する

淋菌は、身体のあらゆる箇所に感染するというものではなく、粘液で常に潤っている“粘膜”に感染します。
生殖器へ感染することが最も多いのですが、近年では、喉や肛門への感染も増えてきています。

淋病に感染する可能性が高い粘膜
生殖器(尿道・子宮頸管)
喉(咽頭)
肛門(直腸)
体液(精子・膣分泌液・唾液)

淋病は粘膜同士が接触する性行為で感染する

淋病の主な感染経路は、粘膜同士が触れ合う性行為です。
淋病感染者との1回の性行為で30%~50%感染するというデータがある通り、セックスによる感染が最も多くなっています。性行為と言われると、性器を挿入する行為をイメージされますが、それだけではありません。以下のような行為が感染の原因になるとされています。

淋病の感染原因になる行為
セックス(膣性交)
アナルセックス(肛門性交)
オーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)
ディープキス(軽いフレンチキスなら問題なし)

また、タオルや飲み物の共有で唾液を介して、感染する可能性が考えられます。
精液や膣分泌液が付着した手で、目や生殖器などの粘膜を触ることで感染することがあります。

粘膜から1度離れているので感染力は弱くなっています。しかし、身体を守る役割がある免疫が下がっている状態だと、感染する可能性が十分に考えられるので、注意しましょう。

淋病を放置することが原因で起こるリスク

淋病は進行すると男性なら尿道炎→前立腺→精巣上体、女性なら子宮頸管→卵管→卵巣という流れで上行感染していきます。そして、様々な合併症や疾患を招く原因になります。

淋病に感染すると男女ともに不妊症の原因になる

男性の場合、前立腺に炎症が起きると、精子の運動機能が低下して不妊症に繋がります。
また、精巣上体が炎症を起こすと、精子の通路が塞がることがあります。
片方だけでなく、両方で起きてしまうと、射出精液中に精子が一匹もいない状態となってしまい不妊症になってしまう可能性が高くなります。

卵管に炎症が起こると、卵巣から排卵された卵子が子宮まで運ばれにくくなります。
最悪の場合、卵管閉塞(卵管が塞がる)、卵管周囲癒着(卵管の組織同士がくっつく)を引き起こし不妊症になることがあります。
また、卵巣にまで炎症が及んでしまうと、子宮外妊娠を招く可能性があります。

コンドームを正しく着用して原因となる淋菌の感染経路を減らす

避妊の目的で使用されるコンドームですが、淋病をはじめとする性感染症の予防法としても効果的です。セックス、オーラルセックス、アナルセックスの際に、コンドームを正しく着用すれば、淋病の原因の感染経路を意図的に減らすことができるのです。

コンドームは、オーラルセックス(フェラチオ)前のタイミングで着用すると効果的です。一般的なコンドーム着用のタイミングとされる性器の挿入前だと、口や喉(のど)または逆の経路からの感染を防げません。粘膜同士が直接触れる機会を減らす分だけ、感染を予防できる確率は確実に高まります。

とはいえ、コンドームでは感染を完全に防ぐことはできないため注意が必要です。たとえば、クンニスリングを行う場合は、コンドームを着用できないので、女性器から喉、または逆の経路で感染してしまいます。また、コンドームがうまくはまらずに外れたり、装着時に爪で破いてしまったりするケースも考えられま。

なので、少しでも淋病の感染原因を減らすためにも、不特定多数の人との性行為を控え、コンドームを着用するタイミングに気をつけましょう。

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