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性器クラミジアの原因は性行為だけ?感染経路について解説

性器クラミジアの原因菌は基本的に性行為以外で感染しない

性器クラミジアは、性行為による粘膜同士の接触がなければ基本的に感染しません。性器クラミジアの原因菌であるクラミジア・トラコマティスは、動物の細胞内でしか生きていけない特性をもっているのです。これを偏性細胞内寄生性(へんせいさいぼうないきせい)といいます。

つまり、空気感染や公衆浴場、タオルの使い回し、飲み物の回し飲みといった、性行為以外の環境下で感染する可能性は極めて低いといえます。現在のところ、性行為以外が原因となり性器クラミジアに感染したケースは確認されていません。クラミジア・トラコマティスは、外気や熱に弱い特性があり、感染力そのものは決して強くないのです。

しかしながら、性器クラミジアは日本で感染患者が最も多い性感染症として知られています。その理由として考えられるのが、発症割合の低さです。性器クラミジア感染後に発症する割合は、男性の場合だと5割以下、女性の場合だと1割以下といわれています。

性器クラミジアの原因となる5つの性的接触

性器クラミジアの感染経路である性的接触を、コンドームを着用すれば防げるものと、そうでないものに分けて紹介します。性器クラミジアの感染を未然に防ぐためにも、感染経路となる性的接触についての具体的な内容を把握しておきましょう。

コンドームを着用すれば感染を防げる性的接触

性器の粘膜同士

性器クラミジアの原因菌の代表的な感染経路は、病名からもわかるとおり尿道・膣といった性器の粘膜が直接的に接触することです。つまり、妊娠を目的としない性行為において男性側が常にコンドームを着用するよう心がけるだけで、感染確率は大幅に引き下げられるということになります。

性器と口腔・咽頭の粘膜

性器クラミジアの原因菌は、オーラルセックスで性器から口腔・咽頭の粘膜に感染し、逆の経路で感染するケースもあります。そのため、感染予防を目的とするなら、オーラルセックスを行なう前にコンドームを着用しておく必要があるのです。

性器と直腸の粘膜

性行為のバリエーションが多様化した近年では、同性感または異性間でのアナルセックスにより、性器から直腸に感染するケースも少なくありません。それに加え、女性の場合だと、膣分泌液が肛門に流れ直腸に侵入する場合もあるのです。

コンドームを着用しても感染を防げない性的接触

口腔・咽頭の粘膜同士

性器クラミジアの原因菌は、唇が軽く触れ合うていどだと感染しません。しかし、口腔内の粘膜が触れ合うディープキスを行なった場合は感染する可能性があります。子宮頸管にクラミジアが感染している女性の場合、少なくとも1割ていどは咽頭にも感染しているといわれています。

精液・膣分泌液・唾液が付着した手と各粘膜

性器クラミジアの原因菌は、短時間であれば精液や膣分泌液、唾液の中でも生存できます。そのため、それらが付着した手で、性器や口腔、眼などの粘膜に触れることで感染する可能性は十分にあり得るのです。

性器クラミジアが原因でおこる男女別の疾患について

性器クラミジアの原因菌に感染した後に発症する疾患について男女別に解説します。

男性におこる疾患

クラミジアの原因菌が男性器に感染すると、多くの場合は尿道炎を発症します。およそ1~3週間の潜伏期間を経て、痒みや排尿時の灼熱感や痛みなどの症状があらわれますが、軽度であり気付かないケースも多いのです。

そして、尿道に感染した原因菌は、粘膜を遡るように感染範囲を広げ(上行感染)、最終的には精子を蓄える役割をもつ精巣上体(副睾丸)にまで感染範囲を広げます。陰嚢(いわゆる金玉袋)の痛みや38℃以上の高熱といった症状があられますので見逃さないよう注意しましょう。

また、尿道から精巣に上行感染する過程で、精子の通り道である精管に沿うようなかたちで炎症をおこす場合もあります。股関節の周辺や下腹部に痛みが生じるケースも考えられるのです。

女性におこる疾患

女性器にクラミジアの原因菌は、まず子宮の入口である子宮頸管(しきゅうけいかん)に感染します。そして、治療しないまま放置すると、身体の中を遡るように上行感染し、子宮内膜炎や卵管炎、子宮附属器炎、骨盤腹膜炎を引きおこすのです。

子宮周辺に炎症がおこることで、通常の帯下(おりもの)の粘り気や色、匂い、量が変化します。そして、さらに炎症範囲が子宮の内部にまで及ぶと、腹部に痛みがあらわれる場合もあるのです。

妊娠時のクラミジア感染は早産や流産の原因になる

妊娠時に絨毛膜羊膜(じゅうもうまくようまく)という、子宮内にある胎児と羊水を包む膜が炎症をおこすと、子宮の収縮運動を活発にする原因となります。結果として、妊娠初期であれば流産、妊娠中期以降であれば早産のリスクが高くなるのです。

新生児に重大な後遺症を残す原因になる

妊婦が性器クラミジアに感染したまま出産すると、新生児に産道感染する原因となります。新生児にクラミジアの原因菌が感染すると、新生児結膜炎や新生児肺炎といった後遺症につながるリスクがあるため注意が必要です。

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